怒りの墓場

超怒ってる

かまってちゃんに楽園を侵されている話

人間は人生の3分の1を睡眠に費やす、つまり人生の3分の1を布団なりベッドの上で過ごすわけだ。

人によるが、1日8時間。
そう、概ね労働時間と同じである。

睡眠環境というものは自分でコントロールできるものだし、こだわりたいひとはこだわればいい。

ただ、労働環境となるとそうはいかない。
周囲の影響をモロに受けるのである。

幸いぼくの労働環境はとてもよく、人間関係も希薄なので上司の機嫌を伺ったり誰かのミスの尻拭いさせられたりすることもない。
コミュニケーションに難のある人間からしたら天国のようなところで、実際に、すれ違った時に挨拶しても斜め下をみながら体を3度ほど傾ける、という病名がついていても不思議ではないレベルのコミュニケーション度合いの同僚が結構な数、いる。

さて、そんな平和な我が職場であるが、余計なストレスが貯まる事案が発生している。

違う部署の先輩が頻繁にぼくのいるエリアに来るようになったのだ。

その先輩は比較的明るい性格で、コミュニケーションは問題なくとれる。 なので、最初の方は作業する手を止め、会話に応じていた。

「たばこを吸いたいから」という理由だったが、弊社は今どき珍しくオールエリア喫煙可なので「自分の席で吸えばいいのに」と思っていたが、わざわざ角を立てることもないので黙って相手をしていたのだ。

会話もとりとめのないようなこと、雨が多い、とか、あのニュースはどうだ、とかそんなような話をしていたと思う。

頻度も2、3日に一度くらいだったので煩わしいといえば煩わしいが我慢できないほどではない。

明確に「あ、うっとうしいな」と思ったのは先輩が「最近面白いことない?」「最近いいことあった?」などという質問を織り交ぜてくるようになったときだ。
しかも1日1回は来るようになっていた。

ぼくの送っている生活において、退社してから出勤するまでの十数時間、しかも睡眠時間をのぞいた十時間弱の間に会話のネタになるような面白いことが起きる確率というのはそんなに高くない。

毎日毎日、そんな質問をされているうちに、ぼくはすっかりうんざりしてしまっていた。
なので、先輩が来ても仕事が忙しいふりをして生返事ばかりで相手をしないようにした。

すると、ぼくのパソコンの画面を覗き込んでは「あ、これってなになにだよね」というようなことを言ってくる。
かまってほしいらしい。

だがしかし、ぼくはパソコンの画面を覗かれるのが大嫌いなので、どんどん相手をしたくなくなってくる。 のに すでに1時間に1回は来るようになっている。

ぼくはというと最早、来てもそっちを見もしない。
無視だ。

するとどうだろう。
「うーん」とか「疲れたー」とか「むふうーん」とか、なんかうるさいのである。
とてつもなく不快だ。

現在、30分に1回は来るし、そのうち謎の吐息を吐きながらぼくのディスプレイを覗き込んでいる視線を感じる。
そんなに頻繁に来られると、ちょっと息抜きのネットサーフィンも全くはかどらない。

もういい加減「来ないでください」と言いたいがそうもいかないのが組織で生きる人間というものだ。

先輩のことを「明るい性格で、コミュニケーションは問題なくとれる」と思っていたが、残念ながらそれは勘違いだったようである。

事案は現在進行系なので対策を考えなければいけない。
謎の吐息を鳴りやめさせる方法を誰か知っていれば教えて欲しい。